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【現場訪問記】続:新宮川橋下部工工事

続:新宮川橋の橋梁架替(下部工)工事の現場へ行ってきました

新宮川橋では、特殊な基礎工事が実施されています。それは、『ニューマチックケーソン工法』と言って、三重県内でも珍しい工法です。

ニューマチックケーソン工法とは、主に橋の橋脚や地下構造物、地下構造物基礎を築造するために用いる工法です。特徴としてコンクリート(または鋼材)で作られて函(ケーソン)の中に空気を送り地中から湧き出てくる地下水の流入を防ぎながらケーソンの下面を掘削していき、ケーソン(構造物)自体を地中へ沈めていきます。

この説明だけでは難しいですね。

『ニューマチックケーソン』とは、なに?

まずは言葉の意味から

ニューマチック→Pneumatic(英語)→『空気の』

ケーソン→Caisson(英語)→『はこ』

と、調べるとなっています。つまり、『空気のはこ』です。

ニューマチックケーソンの原理としては、コップを逆さまにして内部の空気が逃げないようにしながら水中に押し込んだ状態と同じように水の侵入を空気の圧力によって防ぐ原理を応用してコップを逆さにしたような、函(ケーソン)の中で掘削作業をします。水中深く押し込んだら水圧が上がってくるので同様にコップ内の空気圧も侵入しようとする水圧と同等に空気圧も上げていきます。

このようにして、函(はこ)の内部で掘削して地下へ地下へ下げていき、大きな基礎としていきます。施工手順としては下の図のとおりです

 

これは上空からの映像ですが、周囲に函(はこ)があり、その中に緑色のシャフトのようなものが見えます。このシャフトから、地下の土を取り出し掘り進めて、函を下げて構造体を作っていきます。

地下の函内にはカメラがあり、その映像を見ながら遠隔操作で掘り進めていきます。

操縦席

 

沈下計測モニター

 

作業の一部をご紹介します。(倍速です)

このように地下の函内では、遠隔操作で無人掘削機が作業をしています。

地下の作業なので施工時の騒音など、周辺環境への影響に対する対策を図ることができます。

ニューマチックケーソン工法は、安全性が高く、周辺環境に対する影響の少ない工法です。

 

近年、このような無人化の施工方法が多く採用され、作業員に対する負担を少なくし、安全で環境にやさしい工事を行われています。

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